豊田市の車の板金塗装工場FIXの内藤です。
豊田市からポルシェのバックドア凹み破損修理で入庫頂きました。
ポルシェ パナメーラ4
言わずとしれた世界のスポーツカーメーカー「ポルシェ」
今回ご入庫いただいたお車は「パナメーラ4」ポルシェといえばカレラ911ですが、こちらはポルシェが作ったツーリングワゴン、おなじみの伝統RRは封印し、FRにレイアウト…
とはいえポルシェが作ったワゴンはどこまでいってもスポーツカー❗❗全輪エアサスにビックキャリパーなど装備もトップレベルです(^^♪
損傷状態の紹介
今回の案件はレアケース?なので、971のパナメーラを所有の方々は知っていた方がいいかもしれません…
主な損傷箇所
・バックドア
・ゲートアブソーバ左右
バックドアは閉まらない位にガッツリ損傷、しかしながらバンパーなどその他は大きな損傷は見当たりません。
入庫前にお問い合わせいただいた段階で情報は入っていたのですが、「バックドアがエレベーター駐車場内で勝手に空いた」とのことでした…
にわかに信じがたかったのですが、オーナー様から「そういう事例ってあったりするのか、解る範囲でいいから調べてみて欲しい」と要望があった為、僕も軽ーく調べてみる事に…
そしたらなんと…
わりと近場の業者さんで全く同じ案件があったとのことでした・・・
その方はディーラーとも話し合いになったそうですが、原因は「社外のドライブレコーダー」といわれ、結局泣き寝入りしたそうです…
正直、因果関係は僕自身分かりませんが、このパナメーラも社外のドラレコがついていました…
いや…でもドラレコ自体今時、結構付いてる車多いしな…
とも思ったり、結局謎は深まるばかりです…
修理の話から少し脱線しましたが、
バックドアが大口を開けている状態でコンクリートにぶつかれば、ドアは歪み、支えている左右のアブソーバも割れてしまいます。
それが外れ、ズリズリとウェザーストリップを破損させながらテールランプの上まで凄い勢いで落ちていき、ドアが「バタン」
そんな光景がつい、浮かんでしまいます…
幸いガラスは割れずに済んで何よりでした…
先ずは使用可能なパーツたちを救出していきます。
国産車と違い、輸入車は特に外装部品関係は国内在庫がない事も多いので、気軽に破棄はできません…
必要部品をピックアップし、早速発注をかけたら、、
出ました本国オーダー…
やっぱり3週間位は部品待ちです( ;∀;)
大物じゃなくてよかった(>_<)
さきに出来る所から組んでいきますが、ドアを持ち上げる新しいアブソーバがないので、ほとんど組めません( ;∀;)
ポルシェ特有のリアウイング、パナメーラは鬼のように重いので、羽を付けたままアブソーバ無しでの作業は肉体的に非常に危険ですw
部品もドイツから無事に届き、完成しました(^^♪
バックドア自体はアルミで軽いのですが(一人で余裕で持てます)
ガラスと羽が付くと途端に激重です。
今回はイレギュラーな修理対応のため、バックドアはリサイクル部品を使用しての修理でした。
その他必要部品は新品での対応だった為、国内在庫がなく、本国取寄せ部品が出てしまい、当初より2週間程伸びてしまいました…
リサイクル部品と言っても弊社では再塗装してしっかりと仕上げておりますので、お客様曰く、「正直新品かどうかは言われてもわからない」そうですm(__)m
輸入車の外装パーツは新品部品でも色は付いてませんので、どちらも塗装は必要です。
弊社は実費に限らず保険修理でも、在庫が見つかれば、リサイクル部品で修理対応が可能です。
本国オーダーで2~3ヶ月待ちになるくらいならリサイクル部品も環境に良く、SDGsにつながる活動でいいと思いますよ(*^_^*)
今回は気を付けようもない案件でしたが、
また楽しいドライブいっぱいして下さいね(*^_^*)
ポルシェ純正部品取扱しております!本国取寄せもご相談下さい!
今回の修理対応金額とディーラー参考価格
今回、対応させていただいたお客様の修理金額・お預かり期間と、
ディーラー・保険修理を依頼された場合の参考価格(相場)を紹介しておきます。
ぜひ、参考にしてくださいね。
今回の修理金額 | ¥619,000 |
ディーラー・保険修理参考金額 | ¥1,097,000 |
車両お預り日数 | 28日 |