豊田市の車の板金塗装工場FIXの内藤です。
今回は名古屋市からキズ・凹みの板金塗装修理で入庫頂きました。
メーカー ニッサン
車種 ノート E12
新型ノート♪ オプションのエアロパーツで武装されたフォルムはカッコイイですね^^
ニッサンのスーパーチャージャーを搭載したノートですが、コンパクトサイズでありながら、ここまでかっこよくイジれる車はなかなかないのではないでしょうか^^
ニッサンはオーテックでの部品をラインナップに入れるなどオプションも豊富でいいですよね(^^
損傷箇所の紹介
主な損傷箇所
・リアゲート
・リアガラス
・リアスポイラー
・クォータパネル
今回のお客様はディーラーに持ち込まれ、見積をお願いされたのですが、ビックリするほど値段が高く、弊社にご相談下さいました。
損傷具合はリアガラスが割れ、スポイラーも割れてしまっています。
ボディの損傷はクォータの上の方だけですが、入り込みが酷く少し苦労しそうです。
リアゲートもパット見た感じは損傷がなさそうですが、ガラス接着面が割れた衝撃で曲がってしまっています。
今回の車両も新車購入から間もないですが、なんとか安く済ませたいとのご要望ですので、リサイクル部品などや現物修理を検討してみます。
修理内容
リアスポイラーは割れてしまっていますが、バラバラになっておらず、原型を保ったまま割れているだけですので、補修で修理できそうです。
リアゲートについてもガラス面の鈑金と縁を鈑金で修理すれば、リアゲートの交換は回避できそうです。
クォータは凹みがキツイですが、交換するとルーフにダメージを与えそうなので、なんとか鈑金修理という事でお客様とお話させて頂きました。
クォータでもルーフに近い箇所の場合、弊社以外の修理工場さん(ディーラー含む)ですと、ルーフ(天井)を交換にされてしまうことが多いです。
理由はもちろんあります。
そもそもクォータパネルは本来ルーフパネルの下側に入り込んでいるため
クォータの上側まで交換となってしまうとルーフを剥がすことが前提となってしまうためです。
さらにルーフを一度剥がすと歪んでしまうことも多く
(ディーラーなどでは作業時間の短縮のため少し強引に剥がします。)
溶接面を剥がさなければならず穴が空いてしまい再使用不可とされています。
でも、穴が空くといっても本体にはもちろん空きません、
実際にはルーフの取付部分(ルーフレール)に開くだけなので、キレイに剥がせば本来は使えます。
上記のようなことが発生するため本来関係のないルーフまで交換となってしまうのです。
基本ディーラーや修理工場はマニュアル通りの修理しかしないため、信じられないほど高い修理金額となってしまう事が多いので
弊社のようなマニュアルに囚われない修理ができるお店に相談が絶えないのかも知れません。
もちろん、鈑金で修理したからといって何も不具合もありません、
むしろルーフを交換すると後々売却する時に査定額がガクッと下がってしまいます。
この記事を見ている方なら、まだこの程度なら「大した事ない」と思うかもしれませんが、
全く知らない方にルーフの交換歴があることを伝えると
「雨漏れするんじゃないか?」とか
「かなり酷い事故だったんじゃないか?」
と普通は不安になりますよね^^;
ですので、交換せずに済むのなら今回の修理費用も少なく済みますし、売却時に変に修復歴を付けられなくて済みます。
上記のようなこともあるため、ディーラー店などの修理方法が1番良いと判断してしまうのは個人的にはあまり良いとは思いません。
もちろん、修復歴が付いたり、修理方法に納得されて修理をされているなら大丈夫ですが・・・
お客様に近くでしっかり見て頂きましたが、全然分からないと嬉しいお言葉を頂きました。
リアスポイラーもまさか治ると思っておられず、出来上がりに満足して頂けたようで弊社も頑張った甲斐がありました^^
色々カスタムを楽しまれていらっしゃるようで、これからも大事に乗って頂ければと思います。
弊社では、板金塗装修理以外にも、カスタムやメンテナンスもやっていますから、ぜひ今度は修理ではなく、
カスタム、メンテナンスなどで来て頂ければ嬉しいですね^^
今回の修理対応金額とディーラー参考価格
今回、対応させていただいたお客様の修理金額・お預かり期間と、
ディーラー・保険修理を依頼された場合の参考価格(相場)を紹介しておきます。
ぜひ、参考にしてくださいね。
今回の修理金額 | ¥240,000 |
ディーラー・保険修理 参考金額 |
¥760,000 |
車両お預かり期間 | 14日 |