豊田市の車の板金塗装工場FIXの内藤です。
今回は四日市からキズ・へこみ板金塗装の修理で入庫頂きました。
メーカー トヨタ
車種 ハイエース TRH200
ハイエースは仕事に使う方はもちろんですが、
普段使いにする方も多く、昔から大人気な車種です。
室内が広いので、キャンピングカー仕様にしたり、車中泊ができるように荷台をべットにするなど、カスタムいろいろで楽しんでる方も多くいらっしゃいますよね^^
この200系のハイエースは弊社でも前期顔から後期顔にカスタムしたり色々やらして頂きました。
最近はニッサンのキャラバンもなかなか人気のようですが、カスタムパーツはまだまだハイエースの方が充実しており、ハイエース人気はしばらく続きそうです。
損傷箇所の紹介
損傷箇所
・左スライドドア
・左クォータ
修理内容
今回の損傷はスライドドアに集中しておりましたが、不幸中の幸いで
プレスラインの下側の損傷がメインでしたので、鈑金での修理が可能でした^^
ハイエースや軽自動車などのスライドドアの場合、平な面が多くプレスラインが少ないため
1度大きな凹みや変形をしてしまうと鈑金がかなり難しくなってしまいます。
理由はドアパネルの場合、プレスラインで強度を保っている事が多く、
1度大きな凹み等の損傷を負った場合、パネルの素材が伸びてしまうため、張りを保つことが難しくなってしまうためです。
鈑金が不可能か?と言われれば、もちろん不可能ではないのですが、
鈑金による歪みが残ってしまう場合が多くあります。必然的にパテの範囲が多くなり、作業時間が掛かってしまうために、
リサイクル部品を取り寄せた方が安く済むといったケースもあり、大型パネルの場合は気をつけなければなりません。
今回のパテ補修の範囲は大きく感じるかもしれませんが、
損傷部分以外にもツラレて歪んでいましたので、これくらいの範囲にまでパテが入ります。
出来る限り歪みのないようにしなければならないので、必然的に大きくなります。
もっと小さく収めたいのは山々ですが、歪みを出来る限り抑えるにはこの方法しかないのです。
パテでの修正が終わるとサフェーサーで最終的な調整に入ります。
サフェーサーの硬化後に巣穴やペーパー目、歪みなどを取り除くため、もう一度研ぎます。
最終的な調整が終われば、仕上げのサフェーサーを塗布して最終確認。
しっかりとした下地を作らないとペーパー目が残ったりとキレイな仕上がりにならないので、気をつけなければなりません。
歪みを最小限まで抑える事で、鈑金でも出来る限りキレイな仕上がりになるようにさせて頂いております。
プレスラインの復元は確かに難しいですが、1番難しいのはシンプルな真っ平らの部分です。
ハイエースなどではまだボディが僅かに湾曲しているのでそうでもないですが
N-BOXやタントなど張りのない平らなスライドドア等のボディを鈑金するのはかなり難しいです。
そういった部分も含め車種やボデイ形状によっては修理金額も変わりますので、しっかりとしたお店で相談や施工をして頂きたいと思います。
今回のお客様にも大変喜んで頂き、どうやって鈑金したの?とすごく鈑金修理に興味を持って下さいました。
お客様のご都合があり、ゆっくりお話できませんでしたが、また話を聞かせて欲しいとの事でした。今度いらっしゃる時はコーヒーでも飲みながらゆっくりお話させて頂こうと思います。
今回の修理対応金額とディーラー参考価格
今回、対応させていただいたお客様の修理金額・お預かり期間と、
ディーラー・保険修理を依頼された場合の参考価格(相場)を紹介しておきます。
ぜひ、参考にしてくださいね。
今回の修理金額 | ¥95,000 |
ディーラー・保険修理 参考価格 |
¥230,000 |
車両お預かり期間 | 5日 |