豊田市の車修理工場FIXの内藤です。
今回は、愛知県西尾市からのお客様で、キズ・凹みの鈑金塗装修理でご来店頂きました。
メーカー マツダ
車種 アクセラ BM5FS 29年式
最近のマツダのデザイン・・個人的に結構好きです。
他メーカーがHV争いの火花を散らしていますが、マツダはガソリンの高燃焼化で燃費の向上を図り低燃費に貢献してます。
設計や開発にも力を入れて高圧縮化を可能にするなど
スカイアクティブエンジンも魅力的ですよね^^
最近はディーゼルも人気でこれからのマツダも目が離せません。
マツダは赤のイメージが強いですが、この青メタ系の色も・・いいですね~。
修理内容
新車で購入されまだ日が浅く、かなりショックを受けられており、修理のご相談をさせて頂きました。
今回の損傷状態ですと、他店では交換と判断されてしまう事が多いですが、新車ということもあり、パネル交換で伴う余計なダメージを避け、かつ修理費用を低価格に抑えるためにも、すべて鈑金で修理させて頂きました。
損傷箇所の紹介
・右リアフェンダー キズ・凹み
・サイドステップ キズ・凹み
・右リアドア キズ
今回の修理で「鈑金補修」で対応させて頂いた経緯
通常パネル交換という対応をするのが一般的ですが、今回はあえて、鈑金補修という対応をさせていただきました。
「鈑金補修の方が安いから?」
実は理由はそれだけではないんです。
今回の修理の場合
・ロッカパネル(サイドステップ)
・クォータパネル(リアフェンダー)
という箇所の損傷でした。
弊社に入庫されるお客様の6~7割の方がこの箇所の損傷で、どうしても死角になってしまう箇所の損傷が多い傾向があります。
このクォータパネル・ロッカパネルの交換ともなると金額面では今回の修理金額の4倍~5倍にもなってしまい、実費での修理の場合かなりの負担となってしまいます。
さらに今回場合、角部分の損傷のみですが、純正補修部品の供給が角部分のみで部品が出ず、
損傷部分以外の箇所まで余分に付いてきてしまいます。
ですので、新品パネルの交換では無駄な箇所にもお金が掛かってしまうのです。
もう1つは、
クォータパネルはドアやフロントフェンダーなどと違い、
ボルトやクリップで簡単に外すことができません。
ですので、表面のパネルのみサンダーやエアソーなどで切断して取り外すという作業になってしまい、取り付ける場合も溶接での接合であるため、
どうしても車両にダメージを与えてしまうことになってしまうのです。
それに、パテを極端に嫌う方もいらっしゃいますが
クォータパネルやロッカパネルなどボルトなどで外すことができない部品の場合
新品パネルの交換であっても、ディーラー・個人修理工場問わず
どこに修理に出しても
99%パテを使用しています。
ですので、どうせパテが入ってしまうのなら
今回の損傷箇所のみでパテを抑え、他の箇所はダメージを与えないのが最良ではないか?
と考え今回の修理の方をさせて頂きました。
お客様も納得して頂けたようで、ただ安いだけではなく、
そういった事なら鈑金でお願いとおクルマをお預け下さいました。
ぶっちゃけた話、工賃としてはクォータパネルの交換の方が高く取れ、会社としては儲かります。
ですが、お客さんは本当の修理内容、メリット・デメリットが分かってしまえば交換はしないと思います。
本来、修理というのはお客さんがどう直したいのか決めるのが最善ではないでしょうか?
僕らの仕事は色々な選択肢を用意してあげること、そしてそれを実現してあげることだと思います。
こんな業種ですので、また来て下さいとは言えませんが・・・
お困りの事があればまたいつでもご相談下さいね。
今回の修理対応金額とディーラー参考価格
今回、対応させていただいたお客様の修理金額・お預かり期間と、
ディーラー・保険修理を依頼された場合の参考価格(相場)を紹介しておきます。
ぜひ、参考にしてくださいね。
今回の修理金額 | ¥65,000 |
ディーラー・保険修理 参考金額 |
¥192,000 |
車両お預かり期間 | 7日 |