豊田市の車の板金塗装工場FIXの内藤です。
今回は、東海市からキズ・凹み鈑金塗装の修理でご入庫頂きました。
メーカー シボレー
車種 カマロ Z28
最近ほとんど見なくなったクーペのカマロ
久しぶりに見るとデカイです。
ボンネットからバンパーまでで2m近くはあるんじゃないでしょうか?
グリーンメタがさらに希少な感じですね^^
渋いカラーでカッコイイです。
損傷箇所の紹介
今回の修理は、ボンネットのクリア劣化の再塗装のご依頼です。
ボンネット全体にプツプツと所々クリア剥がれが見られます。
ある程度の年月がたつと青空駐車のダメージが蓄積されてクリアが剥がれてきてしまいます。
車庫保管ができれば、ダメージもほとんど受けなくて済みますが、なかなかガレージを持っている方も多くないので、仕方がないのですよね・・・
お客さん曰く「洗車をするたびにクリアが剥がれてきて気になってしまうし、みっともないからボンネットだけでも補修を願いしたい」とのでした。
修理内容
クリア剥がれの再塗装は上からクリア塗装だけで済むのでは?
と思われがちですが、ある程度ダメージを受けて剥がれてきている塗装は、下のカラーにまでダメージを与えています。
クリアが剥がれているところのみ紫外線や汚れが入り込み、シミのようになっているので、上からクリアを塗装しただけではシミが残り、塗装面も凸凹になってしまいます。
(試しに塗装したことがあるので、もちろん経験済みです。)
本来はクリアがくすんできた時にクリアのみ際塗装が望ましいのですが、なかなかそこまで気にする方もいないので、気付いた時にはクリアが剥がれてきてしまっているのです。
修理工程
ではどうやって修理するのか?
一度劣化したものは元に戻せませんので、塗装面を作り直します。
下地処理からです。
流れ的には
・劣化した塗装面を剥離
・プラサフを塗装
・研磨
・プラサフ塗装
・研磨
・仕上げプラサフ塗装
・研磨(塗装足付け)
・カラーベース塗装
・クリア塗装
・磨き
とかなりの手間が掛かってしまいます。
上記のような手間や時間が掛かるため、クリア剥がれの再補修は料金が割高になってしまうのです。
ひとつ安く済ませる方法としては
・クリア剥がれのない物を入手して交換
・クリア剥がれのない物を入手して再塗装してもらう
これも選択肢に入れてみるのもいいかもしれません。
今回のおクルマは年式の経過や紫外線などによる劣化で、色抜けもあり調色(色合わせ)が大変でした。
フェンダーとの色の違いはなんとかなりましたが、バンパー側は元々色が違うため、今度再補修させて頂けたら色もいい感じに合いそうなのですが・・・。
今回はボンネットのみの補修ですので手を入れませんでしたが、ペインターとしては合わせたくなってしまいます^^
最初のクリア剥がれもなくなり、本来のツヤに戻るとかなり車もキレイに見えますね。^^
これで洗車のたびにクリアが剥がれる心配もなく、ツルツルの肌を堪能して頂けると思います。
年式や人気車・不人気車に関わらず、クルマを大事に乗られている方は素敵ですよね。
これからも大事に乗って頂ければと思います。
今回の修理対応金額と他修理工場見積り価格
今回、対応させていただいたお客様の修理金額・お預かり期間と、
他の修理工場で依頼された場合の見積もり価格(相場)を紹介しておきます。
ぜひ、参考にしてくださいね
今回の修理費用 | ¥65,000 |
他修理工場 | ¥108,000 |
車両お預かり期間 | 8日 |