豊田市の車の板金塗装整備工場FIXの内藤です。
この度は愛知県豊田市からシトロエン DS4 クロスバックの診断整備の依頼で入庫いただきました。
シトロエン DS4 クロスバック
シトロエンといえばサスペンション、窒素を用いたサスペンションが有名ですよね(^o^)
フランス大統領御用達のC6など多くのVIPに使用されています。
整備箇所の紹介
今回のご依頼は、その自慢のサスペンション辺りから異音がするとのことで、診断・整備のご依頼です。
まずは、オーナー様と同乗して異音の確認。
んーー確かに「カタカタっ」というような音がします…( ̄ー ̄)
一旦リフトで足回りを点検、特に緩みやガタは無さそうです
車体を激しく揺らしてみましたが、異音の再現出来ず、残るはアブソーバー回り
サスペンション回りは、ストラットといわれる箇所ですが、一般的にショックアブソーバーとスプリングが組み付けてあり、アブソーバーの点検をするにはスプリングを外さなければ診断ができません。
足回りはいくつものパーツで構成されており、ガタやボルトの緩み、ブッシュなどの異常がみられなければ、ストラット構造のどこかという可能性が高くなります。
外車では、アッパーマウントにベアリングが入っており、その辺りの可能性も疑いましたが、少し擦れるような音があるものの、大きな異常はありませんでした。
アッパーマウントというのは、スプリングを保持しているフタであり、車体とストラットを繋げている箇所になります。
この車は、上の画像のようにベアリング部分とスプリングのフタのようになっているのが重なって構成されており「カタカタ」音を出していました。
その犯人が ↓
スプリングはバネなので、機敏な動きをします。
ただ、車の構造上バネだけだと走行中、永遠に跳ね続けてしまうので、揺れがなかなは収まりませんo(^o^)o
その揺れを抑える役割なのが、ショックアブソーバーなんです。
早く動くバネと違いアブソーバーはゆっくりと動きます。
早く動くスプリング→めっちゃゆっくり動くアブソーバー
これをすることによって跳ね上がるバネの動きを打ち消すことができます。
ということで本来、めっちゃゆっくりな動きをするアブソーバーが、バネ並みに早く動く機敏なwアブソーバーに成り果てておりましたので交換!
移動距離も長く、年間3万キロくらいと、めちゃくちゃ走る方なので、反対側も一緒に交換致します。
その他の部品もストラットの脱着はそこそこの工賃がかかるので、スプリング以外は新品交換することに(^o^)
中途半端にアッパーマウントはそのまま再使用、とかにすると、今度はそこから異音が…というのは避けた方が良いと思います。
最後にオーナー様と同乗して異音の確認
「おぉー全然違う」
「足がめっちゃしっかりしたー」(^o^)
「全然異音もなくなりましたね」
と、とても喜んでいただけましたo(^o^)o
試運転後に、劣化したアブソーバーで少し一緒に遊んでいただき?←(異音の原因の説明ですw)
無事に退院して行きました(^-^)
この度はご依頼有り難う御座いました。
今回の修理対応金額とお預かり時間
今回、対応させていただいたお客様の整備金額・お預かり期間を紹介しておきます。
ぜひ、参考にしてくださいね。
今回の修理費用 | ¥ 113,000 |
お預かり日数 | 12日 |