鈑金塗装修理のプロが教える車メンテナンス:バッテリー編

車メンテナンス_バッテリー

豊田市 車の板金塗装 修理工場ビックハートの内藤です。

今回は車のバッテリーについて解説していきます。

車のバッテリー?どれも大きさが違うだけで同じものじゃないの?

という方がほとんどだと思いますが、今や車も進歩しバッテリーの種類も様々になってきています。

近年増えてきたのがハイブリット車ですが、それ以外にもアイドリングストップがついている車なんかも増えてきています。

もちろん昔と同じバッテリーを使っている車もありますが、市場に発売されている大半が昔にのような40B19Lのような表記のみではなくなっています。

 

 バッテリーの何が変わったのか?

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近年メーカー各社で競争しているのは皆さんも知っての通り「低燃費」です。

「低燃費はエンジンだけではないの?」

と思う方も多いのですが、実はバッテリーも多く関わっているんです。

車の補機部品のほとんどが、バッテリーに頼って動いているので、バッテリーこそ低燃費の要とも言えるのです。

主に電気を充電する装置「オルタネータ」という部品があります。

 

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このオルタネータはエンジンに装着され、エンジンのパワーによって動いています。

エンジンのパワーを使っているということは、充電するために無駄なパワーを消費していることになります。

とはいえ電気をがなければ、エンジン始動はおろかナビやヘッドライトなども使えないので、無くすこともできない部品です。

そこで考えられたのが、バッテリーの急速充電を可能にし、オルタネータを必要な時のみ使用する方法です。

そうすることにより、エンジンのパワーロスが減少するため「低燃費に貢献している」ということです。

アイドリングストップについてもこの大容量・充電制御が生み出した賜物なのです。

 

バッテリー交換について気をつけなければならない点としては、ハイブリット専用や充電制御に対応したバッテリーを使うことです。

ご自分の車が、充電制御のバッテリーを使っているかどうかの見分け方としては基本的にリアガラスに貼り付けてあるシールを目安にすると良いでしょう

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上の写真のようなシールがある場合は基本的にはアイドリングストップ専用バッテリー・充電制御のバッテリーが使用されています。

因みに充電制御ではないバッテリーを使用することは可能ですが、バッテリーの中の構造が違うため、バッテリーの寿命がかなり短くなる傾向があるようです。

もちろんバッテリー上がりの原因にもなりますので、緊急時でもなければ、使用することはおすすめはしません。

 

場合によっては1年もたないケースもあるとか・・・。

逆に充電制御バッテリーを旧型に使用することは特に問題はないので使用していただいても大丈夫なようです。

バッテリーメーカーさんからも直接ご回答もいただいているので、安心して使用して下さい。

とはいえハイブリット専用バッテリーなんかは基本的には専用なので使用しないで下さいね。

念の為、バッテリーの箱にも使用できるかどうかは表記されているので、使用できるものかどうかは店員さんやメーカーさんに必ず確認しましょう。

 

表記の違い

弊社でも販売させていただいているFURUKAWAバッテリーさんのものを引用させていただきます。

バッテリーは性能や大きさによって様々な形式があり、英数字の記号で表されます。(例)55B24L JIS形式

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基本的な充電制御バッテリーと標準バッテリーは主に上記の表示方法ですので、アイドリングストップがついていないバッテリーはこの表示に沿って購入すれば大丈夫です。

アイドリングストップ車は専用の表記(電池工業会)が定めた表示があるため、上記のものとは異なります。

 

バッテリーの寿命

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標準バッテリーの寿命は使用される頻度などによって変わりますが、おおよそ4・5年といわれていますので、車検2回に一度は交換目安になっています。

もちろん場合によっては、6年・7年と保つケースもありますが、いざバッテリー上がりとなると困ってしまうので、早め早めに交換しておけば間違いはないといえます。

 

アイドリングストップ専用バッテリー

 Mー42 L

 M     サイズ

 42    容量

 L      プラス端子の向き

といった具合です。

中には充電制御・アイドリングストップ兼用のモデルもありますので、

兼用のモデルは充電制御バッテリー・標準バッテリーの数値が箱の上記表示の周辺に書かれていることが多いです。

 

 

ハイブリッド車専用バッテリー(補機用)

S 34 B 20 R

S       排気構造

34     容量

B       短側面サイズ

20     長側面サイズ

R      プラス端子の向き

 

ハイブリッド車のバッテリーは基本的には汎用性はなく、排気ガスを発生させるものもあるため、専用のものを取り付けなければなりません。

上記バッテリーは補機用のものですので、走行用ハイブリットバッテリー本体ではありません。

 

 

因みにハイブリッド車のバッテリー上がりについてですが、

ハイブリッド車の大容量バッテリーは基本的には走行時のみに使用するため、

ディスプレイ画面に表示されているバッテリーと補機用バッテリー(上記のバッテリー)は別物です。

 

 

補機用バッテリーは基本的にハイブリッド車ではない車と同じように使用するバッテリーのため、バッテリー上がりは標準車と変わらず起こります。

例えば、ナビやルームランプなんかも補機バッテリーですし、補機バッテリーが上がってしまえば、メインスイッチがONにならないので、ハイブリッドバッテリーが満タンでも走行はできません。

どちらかといえば補機バッテリーこそメインバッテリーになっているのです。

 

 

ハイブリッド車のバッテリー上がりはジャンピングできるのか?

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ハイブリッド車は標準車と同じようにジャンピングは可能です。

補機バッテリーに直接ブースターケーブルを接続することは難しいですが、ジャンピング専用の救護端子がエンジンルームの中に設けられています。

ただ気をつけなければならないのは、ジャンピングはしてもらうほうはOKですが、逆にしてあげる方は不可といわれていますので、注意が必要です。

救護端子は基本的にヒューズBOX内についていますが、取扱い説明書で事前に確認しておくと良いです。

 

 

ハイブリッド車の補機バッテリーのバッテリー寿命はどれ位か?

基本的には標準バッテリーより短いといわれています。

メーカーからは2年~4年毎に交換が推奨されています。

ハイブリッド車は標準車よりも電気をより多く使うので、その分劣化も早いということです。

近年のハイブリッド車は容量がへると警告が標準されるとのことですが、まだ一部車種なので、ハイブリッド車は早めに交換しておくのが、バッテリー上がりを予防する一番の近道かもしれません。

 

欧州車(BMW・メルセデス等)専用バッテリー

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欧州車の新規格バッテリーは今後日本でも多く導入されることがわかっていますが、現行モデル(50プリウス)以降頻繁に見かけるようになりそうです。

欧州車はヨーロッパ規格(EN規格)というものを設けているので、注意が必要です。

 

見た目も日本の規格と異なり高さも低くワンタッチでの取替えが可能になり、DIYでも簡単に取替えが可能になりそうですね。

まだまだ日本では普及するのには時間は掛かりそうですが、トヨタ自動車の新型車にはぞくぞく搭載とのことですので、少し耳にしておいても良いかもしれません。

 

終わりに

今回はバッテリーについて解説していきました。

上記以外にも専用バッテリーは存在するので、ご自分の車のバッテリーを一度調べてみると良いです。

充電制御バッテリーやハイブリッド車専用バッテリー、アイドリングストップ車バッテリーなど車が進歩するにつれてオイルなどの消耗品も少しずつ変わってきています。

今後、自動運転も普及し少しずつ私達エンドユーザーの生活も変わっていくと思いますが、いざという時は人が関わらなければクルマというのは動きません

もちろんすべて理解する必要はありませんが、今自分がどんなクルマに乗っているのか、どういった意味で専用品を購入しなければならないのかを少しでも理解していただければ、より納得してメンテナンスできるのではと思います。

 

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